J・ウェブスター 『あしながおじさん』

こないだ読んだイプセン『人形の家』とある意味真逆を張った結末。こっちを書いたのが女性作家というのもなんとも。俺の最低な個人的感想も挙げておくと「これでジュディがもう10若かったらね」。そんなら俺もめちゃめちゃ共感して開けロリコンワールドなんだけど、まあ実際20の娘にあの態度はないと思うぜ、おじさん。
前半のジュディの歓喜に満ちた学生生活は読んでて本当に幸せな気持ちになれるし、最後の「手紙」、「ラブレター」はわりと問答無用で素敵。そして狙ってんのかどうかもわからん妙にヘタウマ系の挿絵が超シュール。
あしながおじさん (新潮文庫)