朱門優 『ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 』

限られた世界を会話劇で雰囲気を作る、良くも悪くもエロゲライターだなと。軽めながらお得意の伝奇・神学の設定の重ね(もはや著者名がネタバレだよ)もあってその醸し出された雰囲気はかなりいいし、それに対して作品の主張がはっきりしているのも好印象。一迅社文庫、イラストといいフォントといいエロゲライター枠といい好み。

ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 (一迅社文庫)