Eiko Shimamiya LIVE TOUR 2008

島みやえい子先生の全国ツアー5箇所目、大阪心斎橋MUSE。200〜300くらいのライブハウスで、小さめの箱なぶんボーカルがかなり安定してたし、音響も(リハでは色々あったらしいけど)えい子先生中心に普通に聴けたしで、CD音源とほぼ遜色ないくらいの歌で凄く良かった。本当に目を閉じて聞き入りたくなるような歌ばっかりだったけど、ステージ上のえい子先生はこれまた照明栄えのする衣装で綺麗だわMCも評判以上に上手いわで目なんか離せない。

曲目はアルバムのひかりなでしことWHEEL OF FORTUNEの曲が中心だったんだけど、あれね、わりとゆっくりした曲が多いからどう盛り上げるのかな、と思ってたんだけど、『scheherazade』→『求道の人』という俺的神曲から始まってテンション馬鹿高だし、実際はドラムスのハリーさんはどの曲でもめちゃめちゃ動くし、聴いてるこっちも曲が進むにつれて普通にノレてくる。欲を言えば生のオゾンオゾーンが聴きたかったけど、他は充分以上に満足。

しっかし目の前にいる人が歌う曲の歌詞ってのは直接響くね。『あすなろの木』みたいなわかりやすいのだったらCD音源でもちゃんと反応できるんだけど、生音で聴いて改めて「うわ、この曲ってこういう曲だったのか」みたいなのがある。特に顕著だったのが『銀河の子』ね。EC2が『銀河の子』で、そこそこ古馴染みの良曲でわりにノリもいいけどなんでこの位置なのかな、と思ってたんだけど、サビの「ぎんがのこー」で客がコーラスの「ぎんがのこー」を返したのを聴いた時に、「ああ、『銀河の子』ってこういう意味づけがある曲なんだ」っていうのを肌で思い知らされた。『FLOW』なんかも「えい子先生は"こういうこと"を歌いたかったのかな」みたいなのを感じられたし、『愛のうた』も生で聴くと迫力/説得力が違う。わりに聴き込んでたつもりだったけど正直驚いたし、あんまり使いたくない言葉だけど感動した。