元長柾木 『ヤクザガール・ミサイルハート』

またやっちまったなあ、適当にライター買いしたラノベが続刊前提の引きで終わるのにその巻で打ち切り食らってるパターン。このライターは俺の中ではまず何より『birthday eve』の作詞者っていう印象、が一番先に来るかな。歌詞の2番に出てくる理系用語の羅列みたいなのが好きなんだよね、拡散する可能性を収束させて掴み取る、牛乳わー。

ラノベとしての感想はまあ普通、かな。主人公の序盤の若さにちょっとついていけないのと、続刊前提の設定ばら撒きがややイラっとくるけど、中盤以降の主人公たちの立ち回りと哲学は結構嫌いじゃない。というかだいぶ好き。全体で見るといい所と気に食わない所の両方があるという意味でのプラスマイナス0、基準点くらいには楽しめたかなと。最後の何ページを無視すれば単体として読むのもありっちゃありだし。

ヤクザガール・ミサイルハート (竹書房ゼータ文庫)