小阪修平 『そうだったのか現代思想』

やる夫経由。現代思想の有名どころをさっと解説していく本。ソシュールガタリなどについて日本の現代文化を例に挙げたりしながら(伊集院光芳賀ゆいが出てきたりすんだぜ)口語体で一般向けに、ある程度著者独自の評価なんかを入れながら説明していく。読みやすい語り口とは裏腹にかなりしっかり書いてあって、なんだかいい意味で倫理の資料集みたいな感じの、わかったつもりになれる未満、なんとなく次に誰を読んでみようかなという指針を決めるにはいい本だと思う。俺の場合はそうね、ハイデガーが気になったかな。物理やってるだけあってデカルト批判というのは読むところが有りそう。読んでもわかんないと思うけど。
そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで (講談社+α文庫)