『演声人語』

そうそうたるベテラン声優勢のインタビュー集。ちょっと古い本で、喋っているのは世代的には今70歳前後の方々。アニメだけじゃなくて吹き替えで持ち役を持ってらっしゃるような方々ばかり。テレビ創成期を支えてきた時の話とかが読めたので、声オタ的な需要というよりは普通の読み物として面白かった。

演じる、というのはそこにある人間を組み立てていく作業なんだ、というのはどの方の話にも共通していたような。今のアイドル声優は舞台を経験していないからとか演技力が云々とか色々あるだろうけど、それ以前にニーズってものが完全に変化しちゃった面があるからなあ。まあそんなことを思ったり。

演声人語―ベテラン声優が語る役者人生