tangible warmth

なんか今日一日中頭を離れなかったのが、
日本人は未だに情報とかそういう無形なものに対してお金を払わない風潮があるなあということで、
それは例えば、プロ野球を観るのにスカパーに入るような層があんまいないとか、テレビ主導の映画ばっかり最近はよく売れる(テレビという無料の情報で面白さを確認しないと映画というコンテンツに金を落とさない)、あとP2Pソフトの違法な使い方とかまあ多岐にわたりまして、
うーんじゃあ自分はどうなのよ、とか思いますが、例えば試験の過去問とかそういうのも情報で、それを誰かから1人が買ってみんなで共有したとすれば、情報はみんなが受け取っているのに対価を払っているのは1人で、とかいう精神もどこか根底に情報は無料だというのがあるんじゃないかとか、7,8年前インターネットが従量制だった頃って消費者的には情報に対して対価が従量していたという精神があったような気がするなあとかまあそんな感じで拡大解釈していくと、1日中ぐだぐだと素人考えしてるだけでもなかなか面白い。
itunesの1曲150円とかいうあたりからそういう風潮が変わっていって、無形コンテンツにも金を落としていけるようにしないとエンターテインメント産業ってのは大変なことになるだろうな、というのが個人的意見ですが。
日本のプロ野球アメリカ並みの放映料が取れるようになれば少しはいいんだけど。
あとアニメも。ようつべのあの程度の画質で満足している層を近くのツタヤに行ってDVDを金出して借りてくる層に昇華できればよっぽど違うと思うが。でも経験上こういうような変化って結局はエロパワーから始まらないと駄目なんだよなあ。
あと、このあたりの日本人の気質を適当に、明治維新で急激に表面的な近代化を欧米から輸入してきたがその根底の精神までは云々と言い始めると、いい感じに京大入試の評論文に出てきそうな内容になります。ちょっとこの感覚は懐かしい。