2010-11-20から1日間の記事一覧

武者小路実篤 『若き日の思い出』

戦中あたりに書かれた、老小説家が昔を回想する形で書かれる小説。恋愛の初期構図とかは『友情』『愛と死』と同じなんだけど、この作品では何の起伏のない物語の末に普通に結ばれる。いや、本当に何の起伏もないので、武者小路実篤ひいては白樺派を誹って言…