2010-07-15から1日間の記事一覧

森田季節 『ともだち同盟』

ルネで買ったらサイン本だった。やったね。ハードカバーとしての装丁もこれまたよろしい。作者の第一作『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』(しかし何度見てもいいタイトルだ)に近い、挽歌的な青春物語。どうしようもなく静かに嵌っていくパズルのピー…

ジッド 『狭き門』

幼馴染みでお互い相思相愛なこともわかってる2人の片方、アリサって女の方が頑なに宗教的な清らかさを貫いて、ジェロームっていう男主人公を拒み続ける話。作者の自伝的な要素も多分に含まれていて、その清教徒的なものへの批判的な意味のある作品、なんて言…