2010-03-05から1日間の記事一覧

幸田文 『闘』

結核に画期的な治療法が生まれる前、結核が現代でいうと癌のような病気だった頃の、結核病棟の入院患者を描いた小説。群像劇というのでもなく、とにかく色んな背景を背負った人間が一杯出てきてそれぞれに結核と闘病して或いは打ち勝ち或いは死ぬ。全体を通…