2008-07-21から1日間の記事一覧

伊藤左千夫 『野菊の墓』

表題作は下衆の勘繰りで引き裂かれた少年少女、というわかりやすい設定、シンプルな筋、写実主義の俳人らしく事細かに描かれ過ぎてる感すらある情景、更には最終的に登場人物まで全員が揃って憐れんで泣くので、共感というか同情はできる、けれども、なあと…