みんぱくにこっそり行くの巻

 数ヶ月前に後輩と一緒に大阪の民族学博物館に行ったんだけど、まあ俺のうっかりのせいで全然見切れないまま帰ってきちゃったのね。いつかちゃんと行き直そうねーなんて言うものの具体的な予定は立たず。しかもそのとき、みんぱくってリニューアル中で、館内の3割くらい閉まってたの。それのリニューアルオープンが3月の半ばになるって言うから。こっそり3月に1人で行っちゃおうなんてカレンダーにリマインダを入れておいたのね。リニューアルオープン後は混むだろうから外して平日にして、なんていうと行けそうな日は数日しかない。それでそのリマインダが来た3月の半ば、改めてみんぱくのホームページ見てみたんだ。びっくりするよ、再オープン前に失火して、日本やアイヌ、東アジアあたりのとこがまた閉じている。何それ……と思いながら、まあ行ってきました。朝一に行こうとしたらゴミ出しについて大家さんになんか言われて(ハンガーは一般ゴミなのかプラゴミなのか。結局一般ゴミで出した俺の方が正しくて特に何もなかったけど)出発が遅れて、着いたのが11時くらいだったかな。前に来たとき同様にガイドのPSPを借り、前は入れなかったアメリカヨーロッパのあたりから順々に見ていきます。
 相変わらずすごくいいわけ。トゥクンパっていうグリーンランドの悪霊を象った呪術用の像とか、ニャウ ヨレンバっていうアフリカの民族の葬送用の仮面とかの、見えないものを可視化するときに与える像、想像力の集合的な塊がほんとに感動する。インドのところでは出張で行ったプリーのジャガーノートもいて懐かしい。そういう昔からあるものに俺はわりと興味があるけど、最近の風俗も等価値に並んでいる。それを展示する道具にもかなり最新の機器も入ってて、特に言語のところは展示にガリガリ映像が入ってて楽しい。もう半分くらい見たとこでPSPの充電が切れて借り直すくらい満喫している。熊のトーテムポール、の象徴する何か、がいい。終わり間際には附属のレストランに行って。前に来たときに色々民族料理がありそうだったから(普通にカレーとかうどんとかもある)楽しみにしてたんだけど、よく見たらそれは大概ベトナム料理で、そしてベトナム料理はちょっと前に流行ったから意外とどこでも食えたりするんだけどね。挽肉の、バカオだったかな。まあ普通に美味かったよ。いやしかし、特別展のアイヌ関係のもちょっと面白くて、これ、常設展のアイヌのところとかどうなってんだろうな……。沖縄関係のもあるだろうし、興味あるうちにまた行きたいんだけど、大阪か……。遠いんだよな……。学校に戻ってプリンタ借りてたら後輩がロールケーキを一かけくれた。