-141124

    • 大学の事務からメールが来て、どうやら卒業に必要な書類を配布するというのだ。さて俺は留年をするわけだけど、しかし留年っていまいちどうやってするのか分からんなと思って。学生証の期限とかあるでしょう、あれがないと学生料金で色んなところには入れないからな(来年28歳になります)。そんで事務に赴いて訊いてみるんだけど、まあ留年するにしたって、今年度末に研究指導認定書類ってのを出して、D3発表会というのには出た方がいいと説かれる。「え、研究指導認定ってなんなんですか?」事務の人はにっこり微笑むばかり。「卒業しないので来年やってもいいものですか?」「年に1回しかやらないものだから……」「ああ、9月とかに出て行くことになる場合とかですか。……でも、どうせ3月に出て行くので、来年でもいいかな……」出た、cmizunaさんお得意の、あらゆるものを先送りにするテクニックである。事務の人、怪訝な表情を隠さずに、「もう少しよく考えて……」なんて言っている。まあ確かによく考えると(よく考えろと言われればよく考えることも辞さない)、学会発表と発表時間変わらないし、2ヶ月早く資料を作ればこなせる話ではあるんだが。
    • たんたんと条約の本を読むこと700Pである。実際に試験用にやることは、条文の前半をそのまま丸暗記することらしいので、あんまり真剣に読んでもなーという感はある。一応気になるところは条文集(買いました。銭を出したという意味です)にメモしたりはしてるんだけど。

 数ヶ月ぶりに会う女の子とご飯を食べてきたのである。わりと古い知り合いで、これまで会ってきた時は大体他に共通の知り合いも一緒だったので、お互いもうちょっと丁寧にやってきたんだけど、今回2人で会うに至っては実に雑で。前夜までどこで会うかも決めてなかったところに、予め送っておいたいくつかの選択肢の中から、今週オープンの北欧雑貨屋さんに行くのを選ぶことになったのが22時くらいで、「じゃあ近くに行っとくから、都合のいい時間に適当に来て適当に連絡して下さいな」なんて返信をしている。一応日付の変わった2時くらいに、じゃあ明日は11時頃に、ということが決まったのであった。この点、研究室の後輩が最近知り合った女の子とこの3連休に初デートで、何日か前に「cmizunaさんて祇園の方の飯屋詳しいですか、今更やっとお店の予約したんですけど」「おおう……連休の前側の日に初デートで、昼じゃなくていきなり夕飯か……やる気あんねえ……」なんて聞いてた初々しさと比べると、ううむとしか言いようがない。一旦女の子の中で友達フォルダとか金づるフォルダとかに分類されてしまうと、もうその分類は変えられないと聞くぞ。今のうちにがんばれ。(クソ童貞臭のする一般論)
 その雑さは当日になっても変わらず、俺は待ち合わせ30分前に「そろそろ家を出ないと駄目かな? でもiPadスクフェス始めちゃったからなあ……」なんて言ってて、家の前のバス停でバスを待ってる間に「これは遅刻であるなあ」と気づき、京阪電車を待つホームにて、遅れてごめん用に暖かいお茶を買うという雑さ、それで一応10分遅刻で行ってみると相手はいない、ケータイを見ると更に20分後に来るそうである。はい。おっぱっぴー。俺はふらふらingressのポータルを探しに歩き始める。こうなるともう、相手を怒らせきらずにどっちが相手をより蔑ろに出来るか勝負の様相を呈してきている。まあ、そういう勝負できれいな女の子を相手にまわして、勝てるわけがないのだけれど。しかも今回、相手眼鏡かけてきてたからな。ううむとしか言いようがない。世の数多あるアイテムの中で、2次元より3次元の方が映えるものを俺は、手首のシュシュと眼鏡以外に知らないのだ。
 そんでこの人、俺の周りで、仕事を楽しそうにやってる人ランキングでかなり上の方にいる(物理屋は論外である。あいつら物理好きすぎてキモいからな)ので、今まで「やれることやってお金が貰えるから物理をやってるし、それ以上の意識とかは求められたくない」というスタンスしか知らない俺はわりと面白く話聞いたりしているのだけれど。そういや物理やめるから俺1年無職だよ、とか話をすると、ドン引きされながらも、自分の周りにも最近仕事やめた人が多いから、なんて気休めを受けている。まあなあ、しかし俺が今もらってる給料って、その人たちと違って失業保険ないしな……。というかあれって、研究者になるキャリアの1つとしてみると最終的に帳尻が合うけど、みたいなシステムだけあって、途中でやめるとわりと微妙なことがある、まあ普通やめるにしたってもうちょっと上手くやめるから、わりと自分らが得する方向に帳尻を合わせないやめ方をする人が多くて、俺みたいなよっぽどダイナミカルなやめ方をしない限り損する人はいないんだろうけど。ううむとしか言いようがない。総じて、ううむと言い続けた連休であった。