ヨガの国のヨガ山のふもとのヨガ村のヨガ村長にヨガを習いに行きます(お気に入りフレーズ)

 ちょっと前にも言いましたけど、1月にインドに出張したいと思っていて。まあ書いてある通り2ヶ月くらい前に申し込んでたんですけど、なかなかセレクションの結果が出なくて。webページには「もうすぐ参加者リストが出るよ!」って書いたまま1ヶ月が経ちまして、一緒に申し込んでたわりと俺と近いことやってる同室の後輩と、
「まだ出ないねー」
「ですねー」
「インドだからねー」
なんて言ってたんですけど、結局俺が台湾に行ってる、11月の月末くらいに結果が出て、行くことになりました。そんで台湾から戻ってきて、その後輩に
「インド決まったねー、で、どうやって行く?」
なんて聞いたら、なんか、えー、その他にも俺の研究所からその研究会に申し込んでたやつが同級生含め4人、で、俺が出張行ってる間に俺以外の3人はみんなで団結して手配して、もう既にビザの手続きを進めているらしいんだね。ちょっと、びっくりして。久々にこういうの食らったなっつって。いやまあ、その行くって言ってる同級生は、まあ色々あって3年半以上まともに会話してない(この件に関しては、後輩たちの方が気を回していて大変そう)し、まあそこに誘われてたとしても断るだろうけど、でも一応誘っては欲しい(わがまま)。まあでも、こういう仲間はずれ系、久々だから、ちょっと楽しくなっちゃって。その同室の後輩にニヤニヤしながら、
「しかし少なくとも君に関しては、俺が参加することは知っていたはずだらう? それを無視するとは君もねえ……」
とか言ってるわけ。するとまあ、
「いやしかし、cmizunaさんは、出発日にここでやってる研究会に参加されてからインド行くのかと思いまして……」
なんて、見え見えの嘘を答えてくるんだね。
「んなわきゃないでしょう……。それ、どんだけ本気で言ってるわけ?」
なんてね。あの、そういう、そんな現実的にはありえないけど一応筋だけは通ってるから相手の反論を封じるための嘘みたいなやつ、自分でも嘘だって分かってて技術として使うぶんには、それはそいつが性格悪いだけで別にその手段は全然いいし、まあ呼吸するより簡単に嘘をつくことでお馴染みの俺にとっても一番得意なタイプの嘘だからいいけど、たまにそういう嘘を自分で信じちゃうやつがいるからね。一応は理屈だけ通ってるから、「自分は本当にそう思ってる」って自分が信じちゃえばそれで自己正当化が出来るんだけど。そういうやつは最終的に、自己正当化繰り返してすぐ被害者面するようになるから、関わらないように全力で逃げた方がいい。特定の誰かのことではないですけど。

 まあしかし、この出張手続きが思いのほか面倒くさい。まず、その用務先に一番近い空港まで行く飛行機がない。どう乗り継いでも、日本からその空港まで行けない。JALANAも、その空港が到着先一覧の候補にすらない。インドの会社を使おうにも、出発地を関空にすると候補がない。このままだと、デリーだかカルカッタだかから電車で6時間とかか……? もう面倒くさくなって、数年前に1度使った旅行代理店に見積もり依頼を出しました。なんか手数料だかかかるか知らんがしょうがねえ。あいつらの友情パワーと、俺が金を出して召喚する代理店と、どっちが有能かな? もうこの時点で、今回の手続きに関しては、出来るだけあらゆる手続をお金で解決してやろうと思って。
 結局代理店の案だと、JALだかでデリーまで行って、そこで1泊してからインドの会社の国内便で行くことになりました。まあその1泊のホテルも、最初は1泊12200円だかの愉快なホテルを提示してきて「ふざけんな」と思ったり(3年前に使ったときはちゃんと何も言わず最初からビジネスホテルだったのに、なんか今回はやたら手際が悪い)、まあ面倒くさいんですけど。この時点でその後輩と答え合わせをしてみると、まあそいつらも大体同じ行程だけど、俺が夕方にデリーに着くのに対してそいつらは深夜に着く、でそのまま空港で一夜を明かすそうな。楽しそうだな、みんなでお泊まりとか、きっと好きな人の話とかすんだろ、俺も夜中に見に行ってみようかな。

 次はビザだよ。インド、ビザ要るのね。で、その代理店に任せようとすると、必要な書類も俺が用意してその上で13,000円だかとろうとすんだね。さすがにそれは頼まないで自分で記入するんだけど、これがまあめんどくさいんだ。webから申請書を記入しなくちゃいけないんだけど、その記入途中でちょっとパスポート番号調べるのに放置すると記入途中のデータが消える、証明写真の規格を調べようと放置すると記入途中のデータが消える。びっしりA4で2枚分くらいある用紙に、もう3回くらいデータの記入してるからね。逆に、いっぱい送信したとこでたいして問題ないのは不思議。
 んでその証明写真だ。まあ色々規格はあるけど、大事なとこは5cm×5cmの中に顔の大きさが3cm、背景は白の単色ってとこかね。で、これに関してはその後輩が「iPadで撮ると楽ですよ」なんつってたな、と思って、まあ家のコンデジで撮ろうとやってみるわけだ。一応、コンデジの証明写真の撮り方をググると、三脚必須って書いてあるけど、もちろんそんなものはない。そしてうちでやっても、照明の光量が足りなくて、そこにフラッシュを使えば背景に影が出来て駄目、みたいな感じで全く上手くいかないんだ。こりゃ駄目だ、つって、近くのコンビニのとこにあるスピード写真の機械のとこへ行きました。まあ夜中の2時ですけど。確かここ、背景、水色じゃなかったかな? それって違うところのだっけ? と思いながら、その器械に近付いて見ると、見本としてその器械に貼ってある写真の背景が白い。やったぜ。と思って700円で写真を撮って、家に帰って見てみるともちろん背景は水色。なるほどね、なんつって。本当にうんざりで、もう行きたくないわけ、インドなんか。これ、研究会に申し込むときに世話になってる教員に推薦状を書いてもらったんだけど、それを経てなかったら俺もう、この時点で勝手に行くのやめてたと思う。
 次の日かな、学校に行って気が付いた、この研究室の壁は白い。やたらに電気スタンドもいっぱいあって光量も確保できる。やったぜ。と思って、深夜1時まで待って誰もいなくなってから、こっそりiPadを使って自撮りしてみる。まあ確かに影は出来なくなったが、なんつうのかな、あの、腕をいっぱいに伸ばして自撮りしても、iPadでは画角が足りなくて、余白が足りない。顔の大きさが大きすぎるんだ。なるほど、三脚が必須とはこのことか。次の日に研究室に来たその後輩にそれとなく尋ねたところ、iPadで証明写真を撮ったというのは、iPadでお互いの証明写真を撮りあった、の意味らしい。
「なるほど、自分で証明写真を撮るには、三脚か、お友達が必須なわけね」
「え、……あの、撮りましょうか」
「やだ」
「え」
「もう俺は、今回の件に関しては完全に拗ねました。全てをお金で解決します。君らはお友達パワーを使えばいいじゃん。ぷんすかぷーん」
「なるほど……。では、ここで手を差し出すのは、かえってcmizunaさんに対する侮辱になるわけですね」
「そうね」
なんつって、結局、近くの写真屋で1,000円出して撮ってもらいました。10分くらいで出来た。あんまりあっけなく出来たから、帰りに古本屋でいっぱい本を買って学校に戻りました。
「いっぱい本を買って……欲しい本をいっぱい買って……ここで1,000円以上買わないと、1,000円というのが無駄に遣っていい金額だということを証明しないと、なんか俺、駄目になっちゃう……」
なんて呟きながら。

 結局、写真を撮るのにそうやって手間取って、ビザ用の書類をwebで送信してから3日くらい経ってるんだ。なんかどっかでその書類の有効期限を見たような気がしたから、いざ明日(大阪のビザセンター、受付時間は平日の朝9:00から11:00です)書類を提出しに行くぞ、という日の夜にもう1回、同じ書類を作って持っていくという。この持っていくのもさあ、交通費もかかるし、多分お友達がいれば、委任状とか使って誰か1人が行けばいいだけの話なんだけどさ。出しに行くわね。朝9時3分。その場で書類と写真の確認をとってから写真を書類に貼る、貼って出してから
「あの、この書類、今日の夜に送信されてますね、まだここのコンピュータに送られてきてないので、11時までに確認をしますので、また、」
「いや、実は3日前に作った書類もあるので、写真貼り直して今こっち出します」
なんてビリビリ糊を剥がしたりしてるんだよ。まあそれで書類を出しました。それが9日の月曜日、取りに行ったのは今度は13日の金曜日(受付時間は16:00から17:00)。なんかもう、全部がもう駄目で、その足で日本橋まで行って、中古エロゲ5本お買い上げで5,000円引セールで本当に5本買いました。15年前のエロゲとか入ってるからね。ノートPCにインストールしてインドでやろう。