川上稔 『連射王』

 アーケードのシューティングがあった時代を舞台に、"たかがゲーム"に自分が本気になれてしまうことに気が付いた、少年の物語。まあそれがテーマだからいいんだけど、いつもの川上稔の、命をやり取りするようなダイナミックな戦闘のテンションで、少年がゲームに反応して「当たる!?」とか叫んだりするのは、さすがにちょっと、演技性なんとかみたいでやや引く。