おめでとうcmizunaさん25歳。

 cmizunaさんは宗教上の理由で、1年のまとめとかを自分の誕生日にやるべきだと思っているのね。まあ詳しい理由は2年前の誕生日エントリで説明しました。要は、早生まれとかそれぞれ差があるのに、何もみんなで4月とか1月とかに1年を纏める必要もないんじゃないかという話です。意味もなく群れるやつは全員死ね。「でもほら、元旦だと休みだから腰を落ち着けて纏められるし、やっぱ4月の新年度で新しいこと始めるのにもいいよ」知るかボケ。というわけでこの1年の話をする。

健康

 この1年は特に何もなかったよねえ……? 1年分古くなった以外はこれまで通りです。歯医者通いが終わったとか、そんなもん。そういや、これが終わったら腱鞘炎を治そうと思ってたの、忘れてたな。

お出かけ

 アメリカ行った時のやつ、結局ブログに書かなかったよねー。あれさ、1日目に空港でぼったくりタクシーに捕まって、治安悪いところに連れてかれて300ドルとられたんだよー。これで笑えるのがさ、この時って他大の同級生と一緒に行ったんだけど、その脅されてて解放された時には「殺されるかと思った……」とか「恥ずかしいから、みんなには内緒にしておこうね」とか言ってたのにその人、次の日には現地の日本人研究者みんなに全部話してて。「おいおい」と思ったんだけど、それよく聞いてみたら話の内容が、「あの時にcmizunaくんの方がさっさとお金を払っちゃったのが良くなかった」とか「そもそもcmizunaくんが勝手に着いてっちゃうのが」とか言ってて、「ああ……この人にとって全部俺のせいってことになったから、話しても良いことになったんだ……」って。まあ「だったら俺は俺の見方でブログ書こう」と思ったんだよね。結局書かなかったけど。その1日目はその後も、停まって欲しい駅で電車のドアが開かなくて乗り過ごして、携帯の地図で現在地GPSがどんどん目的地から遠ざかっていくのも爆笑だった(ほんとに笑ってたら今度こそ同行者にボコボコにされたと思う)し、ホテルまでのタクシー代をケチって歩こうとしたら、日暮れ後の田舎道の車道って人が歩くようにできてなくて、バス停からしばらく歩いてから「これ無理」って思い知って、命からがらよく分かんないその辺にあった大学みたいな建物(帰ってから調べてみたら、出張先の大学の、飛び地キャンパスらしいんだこれが)、もう閉まってて管理人みたいな人しか残ってなかったんだけど、そこに飛び込んで「タクシーを呼んでくれ」って頼んだのも爆笑だったね。更に、2日目の朝、普通に歩いてたら、今度は同行者の普通のリュックサックの肩にかけてるベルトの部分が突然ブチって切れて。大学のお土産屋さんを探して、そこまでリュックサックを前に抱えて歩いてったんだよ。「今回こいつ、とことんだな!」っつって。思い出すと全部笑える出来事だけど、こないだ会った時に「あれ爆笑だったよね」っつったら怒られた。まだ消化出来てないみたいね。
 それ以外のお出かけ、弘前と筑波(と柏)と、こないだの和歌山かな。和歌山楽しかったね。そりゃ遊びに行ったんだから楽しいだろ。

お勉強

 俺は物理をやめるのかね。まあいずれにせよ研究専念義務的に3年後まではやめないので、それまでに自信がつけばあれだけど、くらいな感じ。

エロゲ

 やらなかったねー。去年6月の『Rewrite』から数えて12本? つかエロゲじゃねえ。そんなこと言えば『デッドエンド』『シュタゲ』『ましろPSP』とかコンシューマも多かったし。そういう意味ではこないだまでやってた『FE覚醒』もこの枠なのか?
 それでも1本1本はわりと良いのが多くて。『Rewrite』もmoon良かったし、シュタゲも面白かったし、『ラブラブル』2本もエロ可愛かったし、『ラストオーダー』の主人公の独白の「どうでもいい」はすげえ共感出来たし、『村正』の重厚感も良かったし。その中でも群を抜いてなのは『ホワルバ2』の完成度と、そして『ましろ色シンフォニー PSP』の紗凪のヤバいくらいの可愛さ。ほんと紗凪は酷かった。見え見えの殺人武器が見た目通りの威力を持ってるんだもんな。
 ちなみにいま積んでるのは、『シュタゲ比翼連理』『ものべの』『まほよ』にDL販売で買った『CARNIVAL』『最果てのイマ』『Forest』。この他にもあと久々に『Kanon』『AIR』とかやり直したいけどなー。ええっ! 『Kanon』って、あの麻枝准と、あの久弥直樹が組んでシナリオ書いてるんですか!?

 ざっと数えて72冊かな。西尾維新のとか感想書いてないのもいっぱいある。そうっすね、年末くらいから、その積んでるエロゲの『Forest』の予習として英国ファンタジーをいっぱい読んでるんだけど、それがわりと性にあって面白いですよ。特に良かったのはゲド戦記ですね。本物はさすが奥深いな、と。
 それ以外だと、内田百輭『恋文・恋日記』の激情、あと読み返した俺のオールタイムベスト志賀直哉の『和解』とかありましたけど、そうねえ、今年1番の当たりは、森田季節『エトランゼのすべて』ですね。冴えない京大生が主人公ので、これに出てくるふわふわしたミステリアスな先輩、これが実はかなり駄目な人だってことが途中で分かるんですけど、この人の造形が超ツボ。一緒に鴨川に沈んで死にたい。それをやっちゃ駄目だ、っていう作者の意志も含めて、まあ今年読んだものの中では一番好きです。

ラノベ

 47冊くらい。減ってくなー。もう作者買いしてるシリーズ物くらいしかないので、特に新しい感想とかはないですよ。なんかお勧めとかあったら教えて下さい。できれば小銭も下さい。あのねえ、何が面倒臭いって、俺って、ニャル子さんを読もうとすると、まず先にラブクラフト全集を読まないと気が済まないタイプなんですよ。
 一応読んだ中で特に良かったのを選ぶと杉井光『生徒会探偵キリカ』川岸殴魚『人生』かな。どっちも2巻くらいまで出てるので、まあ今後に期待ですね。
 あ、そうそう、星海社ってとこの、最前線ってサイトに掲載されてた『青春離婚』がコミック版も小説版も物凄く素晴らしくて、小説版の方はもうすぐ書籍化もされるみたいですけど、これは是非。作者の少女小説全開の湿った文体が最高です。こういうのが書きたい。ではまずチンコをもげ。

ブログ

 なんか、結構書いた気がするんですけど、たぶん短く適当に済ますお勉強日記をわざわざ書いたりしないようにしたので、書いた本数的にはそんなでもない気がする。1週間単位で放置したこととかいっぱいあったし。まあ長く書いたものも、もうほぼ手癖だけで書いてるので、どれも大して差なんか無いんですけど。まあhttp://d.hatena.ne.jp/cmizuna/20120122/p1のタイトルだけは気に入ってる。その他はざっと読み返してもどれも全部似たようなもんだしなー。http://d.hatena.ne.jp/cmizuna/20111004/p1の「ピクピクビーチク」って言葉は今見て「ばかだなー」って思った。
 後はまあブログ、怒られて記事を消したりしましたね。今後はこういうことも増えるのだろうなあ。ある日突然このブログが消えてたらお察し下さい。

同人

 出したね! 出した! これが今年一番楽しかった。それ関係で色んな人にも会えたし。本は結局10部ちょっと捌きましたかね。これがほんとよく分かんないんだけど、読んでくれた人の性別でびっくりするくらい反応が違くて。男性陣はほぼ無反応で、褒めてくれるの大体女の子だよ。俺の乙女コスモがよっぽど凄いことになってるか、俺の介護を担当してるNPOの人がアルバイトを雇う際に気を遣ったか、まあ女の子にそういうのちゃんと褒める技術みたいのがあるのか知りませんけど。そりゃ俺も褒められて伸びるよ。(ここに先ほどまで「主にチンコが伸びるよ。」と書いた跡がありますが消しました)
 まあ次、夏コミは落ちましたけど、もしかしたら文フリか冬コミか出るかも知れない、くらいですね。そう、サークルカットを真面目に描こうと思ったんだった。一緒にサークルやってる人は「書きかけのがあるなら勿体ないから出そう」って言ってくれるんだけど、この人に関しては俺が酒飲んだ席でのたまった「いつか俺の小説がアニメ化された時には、版権料でお前を風俗に連れて行って、できるだけ雑にお前の童貞を捨ててやろう」って言ったのを信じて俺を応援してくれるのだと思います。頑張ろうね。
 はい、大体これが俺のこの1年です。物理の占める割合、少ないな! というわけで、誕生日にかこつけて色々自分の好きなものを紹介していったわけですけど、まあなんだね、自分の好きなものについて語るの、楽しいね。