川端康成 『掌の小説』

 膨大な量の短篇集。夢の中を切り取ったみたいに、写実の一描写だけを投げかけてくるものもあるし、お得意の女芸者の生き様的なやつもある。色っぽい、美しい一瞬を切り取る技術。

掌の小説 (新潮文庫)

掌の小説 (新潮文庫)