-110413

  • 文献発表
    • 参照文献としてのHanany-Witten読んだ。すげえ面白かった。

 研究室で花見やったんですよ。まあ、歓迎会も兼ねてたので、かなりオフィシャルな感じの会ですね。で、その花見の仕切りが俺らM2に任されて。日程調整から参加受付から場所取りから飲食物の手配から人身御供から、全部を俺ら4人でやるわけです。まあ4人のうち1人はその人身御供で、去年の春からずっと桜の根元に埋まってて養分になる係ですから、実質は3人ですよね。お前のお陰で、今年の枝垂れ桜は美しく垂れていたよ……。あー、で、細かい話は俺がイタリアにいた間に("イタリアにいた間"って何のダジャレにもなってないよね? セーフだよね?)だいぶ進んでいたらしくて、俺はもう当日の飲食物の手配くらいしかすることは無かったんだ。あと、1年中桜に吸われ続けてカラッカラになったアイツを掘り起こしてお湯で戻して、残った穴に今年のM1を1人埋める仕事もありましたけど。初めて会った時に俺をゴミを見るような目で見たから、今年の養分係はお前だ!
 それで食糧の手配、3人で30人分くらい、となるとそこそこ大変で。まあ寿司とかは大学までデリバリーして貰ったりしたので、言うほどではないけど。まあそういう仕事を、みんなで力を合わせてしなきゃいけないじゃないですか。で、ですよ、俺、去年の夏頃からあんまり会話していない同級生が1人いるじゃないですか。まあもちろん年度が替わっても気まずいままですよ。この日も人数分担的に明らかに効率の悪い振り分け方をしてまで、そいつと出来るだけ別れるような分担をしていますよ。子供か。
 うちの研究所の1階のサロンには、トイレへと続くドアの横にティーサーバーがあって。こいつがさあ、一応水とお湯と緑茶を出すんだけど、冷水は親の敵みたいに冷たくて、緑茶は親の敵みたいに熱いのを出すんだ。冷たい方はともかく、熱い方はそのままじゃ飲めないくらいのを出すんだよ。で、その、俺が気まずく思ってる人が、熱い方のお茶のスイッチだけ押して、備え付けの紙コップにお茶を入れ始めた状態にして、それをそのままにしてトイレに行ったんだ。まあそんなの、やりさしにして同時進行するまでもなく、お茶は勝手に適量で止まるんだけど、まあその後に冷ます意味もあるんじゃないの。ティーサーバーの中には、紙コップに半分ほど、熱々の緑茶が入ってますよと。えっと、ほんとに悪意はなく、なんとなく面白いかな、って思っただけなんだけど、そいつがトイレに行ってる間に、俺、もっかい緑茶のボタン押したんだ。そいつが戻ってきてお茶を飲もうとして、熱々のお茶が溢れそうになってたら面白いだろうと思って。だから実際溢れそうになってる緑茶を知らんぷりして、その辺フラフラしてたんだけど。
 はい。で、そいつが戻ってきて、そのままティーサーバーから紙コップを手に取ろうとするんだけど、まあ溢れそうになってるじゃん。なんかリアクションをするだろうと思ってたんだけど、そいつ、一瞬顔をしかめてから、飲まずに紙コップのお茶を全部捨てて、そのまま作業に戻っちゃったんだよ。ティーサーバーのバグだと思ったんじゃねえの。もちろん気まずい奴が相手だから、俺も何も言えないし。少し面白いことになるだろうと思ったのに、なんか誰も得しねえなと思って。どんよりしたまま、花見では、隅っこの方でプロ野球外国人選手しりとりをしていました。スクルメタが出ませんでした。次は頑張りたいと思います。まる。