Leaf 『星の王子くん』

 『Routes』のいちゃラブ描写で評価を受けた(はずの)ライター永田和久の7年ぶりの作。関西ノリのテンションの高い日常会話でしっかりくすぐりを入れて、あと本筋のシナリオ自体は荒唐無稽な勢いで無闇に話を大きくして、大逆転してみせる王道展開。わりと設定頼りのファンタジー風味が多めなのが、まあ個人的には荒唐無稽さが増して面白いっつうか、細かいこと考えなくてよくて良いと思ったけど、どうやら評価が分かれてるそうな。馬鹿ゲーに何を期待しているんだ。ラブコメは基本的に面白ければ「そんなもんか」でいいと思うんだけどな。そして待望のいちゃラブ描写は、まあ心ゆくまで楽しめたのはぷりんとりんごの2人だけっぽかったかなー。その2人のシナリオではかなり馬鹿になれてて素晴らしい。エロシーンは5人ともそれぞれで細かい一工夫があって、そういう意味では新しいものが観れて、面白かったです。男の娘だけが注目されてますけど、それ以外でも面白いですよー。あとはCGなー。1枚1枚の塗りから何からのクォリティがすげーし、あと立ち絵付きのサブキャラの使い捨てっぷりの潔さも相まって、それはさすがLeaf

星の王子くん

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