自転車創業 『あの、素晴らしい  をもう一度/再装版』

 あのすば。全年齢。往年の名作ループもののリメイク。5時間くらいで多分コンプしただろう、というところ。値段と時間相応には面白かった。ネタバレする気はないけど、まあ気をつけた方が良さそうなゲームなので、一応閉じます。

あの、素晴らしい  をもう一度/再装版

あの、素晴らしい をもう一度/再装版




 謎解きゲームとしてのゲーム性が結構強いけど、導入はわかりやすいし、ほんとに困ったら総当たりもできる程度の長さで、総当たりしたらしたで、「どうしてその選択肢が正解だったのか」にちゃんと理由が付く心地よさもある、と思う(リトは遺跡の開け方とか知ってたのかしらん、とか)。既読判定の基準が普通の紙芝居ADVと微妙に違うので、「これ1回読んだけど既読効かないなー」って読み飛ばすと、それこそ微妙に変わってる部分が謎解きに効いてたりして、そういうあんまゲームと関係ないところで詰まるとちょっとイラッとはする。まあよく考えるとそれにもちゃんと理由が付いてて、1人反省したりするのです。
 しかしまあ、ループものが今ほど無かった時代のゲームだからこそ、単なる"謎"の対象、装置の1つとしてループを持ってきてただループを抜けることを目的にするんじゃなくて、ループ構造そのものに言及していくシナリオも、結構読み応えがあったかと。