微分音でハーモナイズ、わたしのはねおと。

 あのさあ、はしゃぎすぎて大変なことになっちゃってる子供とかいるじゃん。子供だけで遊んでる最中とかに、一人物凄いテンション上がっちゃってる子供がいてさ、その子がなんか凄い音して転んで、もう周りの子供とかちょっとひき気味になっちゃって「……大丈夫?」とか言ってるんだけど、当人だけはみんなのテンションとかもあるし笑いながら「大丈夫大丈夫!」とか言って立ち上がって遊びを続けようとするんだけど、もうお前なんか額からどくどく血とか出てんじゃん……見てるこっちが大丈夫じゃないよ……みたいやつ。それだね、金曜の俺はね。あんなだったね。
 えっと。るーむさんて人がいるですよ。id:room_42。つかあんなに両想いになったのにケー番とか何もかもを聞き忘れたので未だに本名を知らないけど。ウルトラサインは交換した。えっと、最近はついったですけど、はてなダイアリー周りでちょっと交流があった中ではお勉強の分野が俺に近いのと、右膝にうっすら浮かび上がってる般若のツラが俺の左膝にいるやつとそっくりさんなのと、あとわりと文章の中のふざける距離がやたらと俺好みで面白いにもかかわらず、ふと書く切ない系のエントリの出来が半端なくて(ちょっと古いけどhttp://d.hatena.ne.jp/room_42/20090225/1235523475とかズルい。)、そういうの読む度に俺は「クソッ! クソッ! これが人生経験の差って奴か! クソッ! 俺もちょっといい話が書きたい!」などと地団駄を踏んだりしていたわけです。踏み鳴らして伝えるP波が届けファンレター。まあそんな憧れの人がちょいと京都に来るってんで、他の京大クラスタからトリックスターな谷くんことid:fjord-2006、そして、俺がブログで書いてる鬼瓦くんシリーズの、世界で唯一の愛読者であるところの目指せゆるふわ系美少女id:Gaussさんとの、学食での夕飯をご相伴に与りました。

 18時半に学食で集合って言われてたですよ。あのさ、最近学校行ってないじゃんか。家からどのくらいかかるんだったかわかんなくなっちゃって。「自転車で30分くらいだった気がする……?」なんつって、18時頃に「そろそろかな?」って家から自転車を漕ぎ出してんだけど、まあ10分で着いてんだよね。「ふーん、10分なのかー」なんつって自転車下りようと思ったらそこで財布忘れたことに気が付いて、結局もっかい家まで往復して、汗だくになりながらぎりぎりの時間に集合場所に着いてんだよ。自転車で30分とか言って超正解でやんの。つか最初に「俺んちから大学まで自転車で30分」って覚えたときもなんか忘れ物したんだろ。左手首とか。寝るとき外すからな。今日はなんだか動脈がすーすーするわとか言ってな。言わないけどな。
 ま、そしたら先にがうすさんいて。喋ってるうちにあとのお二方も連れ立っていらっしゃいました。学食が2階にあって待ち合わせは1階の玄関だったんだけど、「ども、しーみずなです」なんて普通にはじめましてんなご挨拶をしてみたら、るーむさんたら
「あなたがくみずなさんですか」
「あはは、公式にはしーみずなって読むんですよ」
「ほほう、くみずなさん」
「……えー? ……あ、フランス語読みすっとそーいう読み方もありますね!」
つって、もう初対面から強引にこじ開けてくんのね。つか、視線が完全に「おい本物のcmizunaだったらもっとふざけろ」っていう要求にしか見えないの。あー、で、まあそういや今回に関しては、俺のことを個体認識してるっつうか、一応ブログの方の感じをわかってそういうもんだと思ってくれてる(本物は、半年間、毎週やってる自主ゼミで通算数回しか口を開いてないことでお馴染みのスーパー非コミュなのだ)人達だから、これは俺も一生懸命ふざけないとなーと思って。まあこの時点で既に額から見えない血がうっすら出かけてるというか明らかに空回りというか、力の入れ間違いですけどね。今日の面子の中だとせんに会ったことがあるのはがうすさんだけですけど、前回前々回あたりとの俺のテンションの違いがたぶん一番面白かったと思います。今回わりと仕切ってくれてる谷くんの先導で「とりあえず行きますか」ってなって学食の階段を上がっていく最中も
「いやー、本物のくみずなさんですかー」
「あははー。本も……えっ!? あ、偽物ですよ偽物。あー、あのですね、ガチャピンシステムを敷いててですね、ブログを書いてるときの俺とついった書いてるときの俺とオフ会用の俺と物理やってるときの俺とで中に入ってる人が違うんですよ!」
なんつって、もうるーむさんと会って二言三言でわけわかんなくなっちゃってるんだよね、俺。現実世界でふざけるのあんま慣れてないし。

 つか、日常の会話してるときも、「特に面白いことは思いつかないけど、このタイミングでふざけた言葉挟んだら面白いだろうなー」っていう間合いがあるじゃないですか。普段だとわかっててほっとくやつ。なんか、るーむさんそういうの全然見逃さない。そしてそういうタイミングでやたら俺と目が合う。俺適当なことを言う。この間合いが合う人とふざけて喋るのって久しぶりで、それはそれは楽しかったです。まあ途中からは俺が勝手に「ここいいかな」なんて自分でハードルを上げ始めて適当なこと喋って、まあ額から見えない血はどくどくですよね。もうちょっと谷くん辺りには「cmizunaさん頑張らなくていいんだよ」みたいこと言われてた。うちの大学の学食ってパフェがあるのが、まあ名物ってことになってるんですけど別にそんなこと京大生しか知らんから名物もクソもなくてあーまた内輪受けか気持ち悪いなってやつで、食後のデザートにそれ頼むときもなんか、メニューの中に一番大きな\1,000くらいのがあって、まあそんなの食っただけで面白いだろうとか、笑いのセンスとしては最低じゃないですか。そういうの体育会系の人がやればいいじゃん(えー?)。まあでも、やったよ、全然ね。大ジョッキいっぱいに詰まってたね。しかもそれ、注文してから出てくるまでがやたら長くて、先に普通サイズのもの注文してた谷くんとがうすさんに、「アイス溶けるから先行って食べてるね」とか言われるもう最悪の間の悪さ。そして出てきて食べ始めてからも、食べきれずに谷くんに手伝って貰ったりしたね。この辺り、がうすさんとかちょっと呆れかけてたよね。
 あーそう、その、向かいの席に座ってた谷くんとはまいんちゃんの話とかこないだ行ってらした北海道旅行の話とかしたね。話の弾数がいっぱいある人でした。直接のお誘いを貰ったのも谷くんからだったし、仕切り慣れしてて今回はお世話になりっぱなしです。どーも。そしてがうすさんと話してるときの安心感はなんだろう。ふしぎ。俺が勝手にすごい親近感を一方的にもってる気がする。
 まあ大体、ずっとそんな感じでしたかね。集合前に自転車で家と学校を往復してる間に思いついたむなげ妖精ポケモンと、谷くんとまいんちゃんの話しながら思いついた、全裸にアルミホイルを巻き付けてうちのテレビアンテナに覆い被さって電波障害を作っていることでお馴染みのアルミホイルおじさんポケモンと、両方を話に使い切れたので俺は満足です。自分一人で? というか本当に、ラストオーダーまで粘ってから学食を出て夜の大学を少し案内して吉田南で別れるまで、息つく間もなくふざけるタイミングをひたすら探してはふざけてたので、オフレポ用に書くのにとってあるものはもうないです。別れてから「まんぞくー」って息をついてたら、帰り道が一緒だったがうすさんに「オフレポ楽しみにしてます」などと最後まで振られる始末。もう売り切れだよ!


ついき。がうすさんのオフレポにもトラバ。http://d.hatena.ne.jp/Gauss/20101009/1286592394