091114-17

  • 理論ゼミ
    • 月曜。20.2を前半発表。えー、基本的にボクみたいな屑というか出涸らしを絞ったところで何か楽しいことが出てくるわけがなくですね、ボクがこのゼミで発表する際は「事故らなければ良し」みたいに思ってる節が。そらまあ自分が勉強させてもらってるぶんには楽しいですけど、それだけではいかんでしょう。そんなわけで、13:30に始まるこのゼミで第一防衛線は「17:40に家でNHK教育のまいんちゃんを観る」第二防衛線は「学校近くのスーパーは月曜日に18:00まで全品1割引やってるのでそれに間に合わせる」というのを張っておるわけですが。特に今回は、後半からようやくPeskinという教科書の呪縛を逃れ、ついに過去の原論文に直接あたるっていう新方式に入るっていうのをみんな楽しみにしてましたから、前半の俺の発表で時間が食い潰されるなんてことはあってはならないことなんですねー。ま、勿論そうなりましたけど。旧小田原防衛線もかくやというくらい易々と破られたよね。前後半合わせて標準模型ラグランジアンを組もうとしたり、その途中でHiggsが二重項じゃなくちゃいけない実験的根拠の話など。途中で完全に俺がバグって、直角三角形を書かされて「さあ、ここがθだよ、sinθはどこの長さかな?」→10分迷うとかやってますからねー。
  • Peskin Peskin 『An Introduction to Quantum Field Theory』
    • 土日もふらふら読むなど。エラッタ見るついでに久々にPeskinのwebページ行ったら、20章の補講みたいな形で手書きのPDFがあったんだけど、びっくりするくらい筆記体みたいなのが読めませんでした。あれTeXに直す作業になら\1,000くらい払える。
  • Zwiebach 『A First Course in String Theory』
    • 11章と12章前半。11章はscalar field点粒子の第二量子化など。12章はD=26が出るよ! 11章の練習問題が鬼。殺す気か。

 映画行きたいと思って。あの、ミーハーっぽくてなんですけど『THIS IS IT』と、あと聴いてる深夜ラジオで昨晩言ってた『犬と猫と人間と』、あと今週末封切りの『マクロスF』の様子を伺ってる感じですか。まあしかし観たいのも山々ながら、映画館まで行くのがめんどくさいですよ。特にその『犬と猫と人間と』ですか、これ京都でやってるったって、うちから市バスで行こうとすると乗り継ぎが要るようなとこでしかやってませんからねえ。他のもまあ、なかなか。特に後期はゼミをひたすら自転車操業してるのでよっぽどタイミングが合わないと映画とか行けないわけです。というわけで俺にとっての映画ってのは、行こうと思えば行けるし観たいものも結構あるけど最終的な踏ん切りが付かない、というものなんですねえ。こういう時に彼女とかいるとよろしいんでしょうが。よろしいんですか?
 で。来週ってのが月曜の理論ゼミが休みでちょっと空くのと、それでいて上みたいに観たいのもあるわけですから、ここで行かなきゃ二度とお前は映画館には行けないよと妖精さんに諭されまして。いつまでもこうやってぐちぐち言っててもしょうがない、踏ん切りが付かないんだったらいっそもうどこぞで先にチケット買って、行かざるを得ない状況を作ってしまえばいいんじゃないかと思いつくわけですな。
 それでですね、前売りというわけではなく公開中のものでも、大学生協なりなんなりで「あの映画の1枚おくれ」なんて言えば結構どこでもいつでも使えるやつを1枚売ってくれるじゃないですか。別に1枚じゃなくてもいいですけど。カップルで2枚なら2枚、仲良し3枚なら3枚買えばよろしいでしょう。「家族で1杯のかけそばを……」それはまた違うやつですよね。で、そこでよくわかんないのが、なんか、どうやらその、生協とかで買うと、劇場売りより300円くらい安いみたいなんだよね。既に公開されてて前売りとかでもないやつなんだよ。しかも日時場所の指定もないやつで。わけわかんないじゃん、そんなの。劇場で買うより安く買える理由がわかんない。今大流行の本のタイトル風に言えば「300円はどこへ消えた?」ですよ。「話を聞かない男、渾名がバルタンな女」ですよ(←チーズと地図をかけた大変面白い駄洒落です)。だってさ、その、大学生協に限ったところで全国各所に遍く存在してるわけじゃん。うちの大学で言えば、なんなら農学部と理学部しか使わないワンフロアの北部生協でも売ってるんですよ、チケット。これって配給側から見ると、そういう各所にいちいちチケットを卸して、でそれがまたあらゆる日時場所で使用されたのを集計して劇場に金を戻してるってことでしょう? そういうごっちゃごちゃしたコストに更にそのチーズ的300円までかかってるのに、何故劇場売り以外の映画チケットというものがこの世に存在しているのだ? というのが酷く胡散臭く思うわけですなあ、俺からしてみれば(←鼠と寝ずの番をかけた大変面白い駄洒落です)(嘘です)。「買ったけどお腹痛いから行くのやめよう」とか「2枚買って『余ってるんだけど一緒に行かない?』って好きな子を誘おうと思ってたんだけど、俺の好きな子ってパソコンの画面の中にしかいないんだった。すっかり忘れてたよ、てへり」とか言う奴らの数が俺の思ってるより多くて、統計的乃至保険数学的にそれを補償しているのか? うーん。売る側が得をするシステムが見えないものって怖くて買えないじゃんねー。