090424

  • 『大学演習熱学・統計力学
    • 1章終了。
  • 課題研究実験ゼミ
    • 実験ゼミ。歴史的に偉大な実験をピックアップしてるんだけど、70年くらい前に使われてた霧箱という存在が謎。結局はこの中の宇宙線の飛跡が見えるよというものなんだけど。本物をみたことがないのでいまいちスケールがわからんのだな。個人的にはガスの方の電離でも曲率が変わると思いこんでたので(1cmで0.1%くらいじゃな)式の数むしろ多くね? という混乱とか(なんなら板の数を増やして制動と電離のバランスからいくらでも式は増えそうな)、飛跡から寿命は相対論で延びてんのを計算してんのか(γ~1.05くらいから止まるまで?)とか、μの崩壊後の粒子を拾って時間測るのって駄目なんとか、後から布団の中で思うことは多々あるも、ゼミ最中では気付くと発言してないのは俺一人とかそんな感じ。その後の雑務とかでもそうだけど、ただでさえ愚図なのに周りが見えてない。

vice versaという言葉を見る度に僕の脳内では、紫色の服を着たいじわるばあさんが「それは全部反対なんじゃよ。くるり、くるうり」とほくそ笑むんですよ。このヴァイス婆さんは実は面妖な術に長けていて、いま世界中で英雄視されている時の王が裏で悪の蛇に変な入れ知恵をされながら政をしていることも知っているんだけど、村では偏屈者扱いされていて、婆さんの厭世観も手伝い村の外れの洞窟に隠棲しているのね。一方、村ではいじめられっ子のコルト少年とその妹の茂雄は、飼っていた小鳥が奇病にかかったおりそのヴァイス婆さんを訪ねるところから物語は始まるんだ。ちなみにその奇病にかかった小鳥ってのが実はその歌をして革命の始まりを告げるという民話上の伝説の鳥で、その奇病ってのは悪の蛇がかけた呪いなのね。ああつまり、小鳥が歌うということが革命を誘発しうるから悪の蛇がそれを疎んじているの。最初は婆さんもそれに乗じて小鳥を殺して革命に伴う戦を回避しようとするんだけど、茂雄があんまり純真な瞳で助けを乞うものだから。してその小鳥つまり民衆を扇動しうるアイテムだよね、それを手に入れた婆さんが頭脳で悪の蛇と渡り合うことに、という話なんですよ。王宮に通じている膝蹴り姫がこれまたプリティでね。ところでみんなの脳味噌に住み着いているヴァイス婆さんはどんなクソババア?