スベる質問、スベらない質問

去年も書きましたけど、俺が教員に質問すると大概スベるんですよ。このスベるって感じを説明するのも難しいですけど、まあなんか、俺は自分の右脳にストロー挿してちゅうちゅう吸う作業に生涯を捧げるべきなんだなー、というエア天啓を受信しちゃいたくなる感じだね。もうそんなのは日常の当たり前の風景すぎて、細かいことをいちいちblogに書いては割腹自殺を遂げたりもしてませんよ。俺専属の介錯人と「一日三回以上は別料金いただいてますけど」「そこをなんとか」なんて交渉するのもみっともないですし。
んで俺考えたんですよ。その場で思いついたことを質問するからそうなるのだ、むしろただの確認になってもいい、自分がしっかり考えた末のことを訊こう、と。アドリブ質問とか高度な技術は俺には早いよ、と。まあKUSO虫風情の俺が人様の時間を無碍に費やすんだからそれは当然の配慮なんですけど。そうこうしてる内になんか計算でわからんことができましてね。土曜かそのくらいかな。ま、せっかくだし月曜の課題演習で訊こう、と。せっかくだしというのは、後期は素論系のグループで普段俺がやってることに近いのと、前期と違ってパーマネントの教員が来てるのと、あと初回は実験じゃなくて理論の話をすることなんかですね。というわけで俺も何日か、どういう言葉で質問しようかなとか考えていくわけ。これによって、自分が何を疑問に思っているのか、問題の本質とはなんぞや、というのがものすごく煎じ詰められて、どんどん一般化された形に洗練されていくのが自分でもわかるの。まあたかがしれてはいますよ、それでもね。これを小脇に携えて、してきましたよ、質問。
今日やる予定だったプリントの範囲を終えてね、前回と併せて教員との空気もなんとなく和やかに、名前を覚えてもらって個体認識もされて、ああこれなら俺の精神的包皮もほどける、カントンなんか怖くない、という風に俺もなりまして。解散の号令がかかる前から俺はもうワクワクテカテカズーハー(風邪気味レベル2くらいなんです)(レベル3で死にます)モジモジ(その時点で3時間くらい放尿を我慢していました)状態でしたわ。解散っぽい雰囲気になって、教員のところにてこてこ歩いていってね、遂に解き放たれるときが来ましたよ。「あの、グラスマン数含んだ場合のスカラーの計算て、勝手に項ごとに中で転置とってもいいもんですかね」「問題が一般化されすぎててわかんない」「あの……ラグランジアンの計算とかでh.c.とる時にc.c.で済ませられないかという話なんですけど」「ぼく実験の人だから。理論の人に訊いて。この時間の前に理論のゼミやってるわけだし」そうですね。
というわけで続きはまた来週!(割腹がためらい傷で済めばね!)