病後報告。

やほー、みんなも夏休みに実家帰ってクローゼットの整理してる? 段ボールを持ち上げようとしたら中身が思いの外重くて、腰が抜けそうになりながら立ち往生してる? 午前四時に自室で、結局段ボールの中のエロゲ外箱をぶちまけた真ん中に座って、それで耳にはiPodから声優のラジオが聞こえてきてて「あ、俺って死ねばいいんだ」ってなってる? 俺はなってる。(文頭からここまで夏の季語)今日の教訓は「エロゲの原画集は紙質がいいので見た目より重いから気をつけよう」と「エロゲを段ボールに詰め直してる最中に、段ボールの側面に『グローブ、トロフィー等』って書いてあるのを見つけて『俺でも小学生時代はアウトドアな子だったよな、わりと』と思ってやや死にたくなっても思いとどまろう」です。発売を年単位で待ちわびたエロゲが年末に出る(といいな)なのでまずはそれまで生きる。

何故そんなことをやってるかと言いますとね、ちょっと過去の自分に立ち向かおうと思ったからなんですよ。あのほら、3回生の夏と言えば就活シーズンじゃないですか。自己アピールですよ、自己アピール。要は自慢ですよね。じゃあ「俺が人生で自慢できることって何よ?」っていうと、「第一位:月箱を高騰前に定価で買いました」なんだけど、それが役立つ会社ってあんまりないんだよね、四季報で調べてみても。「第八位(二位から七位はマイナーなエロゲをちゃんとやった自慢なので略しました):よく拷問に使う『爪の裏にガラス片を入れる』ですが、俺はアレ痛気持ちいいってなっちゃうのでわりと耐えられます」もあんまり役に立たないんだよね。新入社員に拷問を受けさせる会社は四季報に載らないと思うし。「第九位:先月くらいまでにニコニコに揚がった初音ミクの曲には割と詳しいです」も役に立たないじゃん。帰省したら実家の妹は妹で初音ミクの曲を口ずさんでる、その曲名がすぐわかって微妙な気持ちになるのには役立つけど。んで「第十位:中学校時代からよく文章を書いてました」がようやくまともじゃん。だけど、高校時代のはまだしも、中学時代に内輪向けに書いてた文章ってのは本当に酷い出来で、中二の頃に書いてた文章が中三の頃には痛々しくてもう読めずに段ボールの奥底にしまって封印した、って程度のものがごろごろ俺のクローゼットには眠ってるんです。んで、前に成人式の時のエントリで「ようやく中学校時代の思い出を黒歴史として処理できた気がする」みたいなこと言った気がしますが、まあそれです、「今の俺なら読める気がする」と。その勢いでクローゼットの奥から昔のノートを取り出してみました。

無理。昔の俺つえー。創作系はもう一目見ただけでなんか変な汗が出てくるから読めないのもしょうがないとして、エッセイってかつれづれ書いたものもきっつい。中二時代はもろに当時のテキストサイトの影響受けて文字がでっかくなったりしてるし、中三になると半端に2chに片足踏み入れて「マターリ」とか普通に使っちゃってる。その辺りのwebでの言葉の賞味期限の短さもそうだし、何より手書きしてるから字が汚くて読めたもんじゃない。当時も字が汚いって言われながら無視してきたけど、それって自分の字が見慣れてるからどうでもいいと思ってただけか。きっついな。そして何より、今でも字が汚いって言われてるってのが一番きっつい。そういうのに加えて、まだ語彙は足りてないし中身がうすっぺらい。それはまあ当たり前なんだけど、邪気眼思想に溺れながら、半端にwebにかぶれてるから言葉だけは中二病の方にむしろ近い、というハイブリッドな痛々しさを自分が実際に振りまいてたのを見ると、予想以上にきっつい。笑って読めるかと思ってたけど、昔の俺をなめてたね。もう5年待ってくれ。その頃にはこの文章が読めなくなってるんだろうけど。「cmizunaってなんだその名前」とか。