歯医者に通っているんだよ

1ヶ月前くらいから週1くらいで歯医者に行ってるんですけどね、
これがまたきついでんすよ、精神的に。
なんつうのかな、その歯医者ってのが微妙にオサレな感じというか現代的というか、
あれなんですよ、歯医者といやヤブっぽいおじいちゃん先生が個人経営してて、「歯を削る時は、欠片が眼に入ったら危ないから眼は閉じててね」って言われて眼を閉じて、きゅいーんっていう歯を削るドリルの音を聴いてたんだけど、少し薄目を開けてみたらおじいちゃん先生の右腕の先がドリルになっててそれでボクの歯を削ってる! 「あれほど眼を開けてはいかんと言うたのに…こうなったらワシの下のドリルで口封じを…」アッー!っていうような歯医者をマジカルバナナ、人によってはトラウマがフラッシュバックするのが一般的だと思うのですが、全然そういう感じではなく、
異様に沢山の美人歯科衛生士(マスクで口隠してりゃ大体誰でも美人に見えるわな)がいて、それが全然診療室の中で雑談してるような。それじゃちょっと印象悪いな。あー、待合室においてある雑誌が『アルネ』。流れてる音楽がピタゴラスイッチのテーマ。そんなすっげーオサレ感のある歯医者なわけ。
こちとらダイソーのザ・非コミュってところに売ってるような性格してんのに、もうそんなの俺の精神が耐えられるわけないじゃん。


んで特に前回の診察の終わり、次回の予約を決めるって時ですよ。
俺といやサークルもやってないバイトもやってないのに授業が少ない、特に火曜は半ドンさらに倍はら☆たいらさんに3000点で、歯医者とかの予約は火曜の午後にとるってのが習慣なので、「火曜の3時くらいで…」って恐れながら上申いたしたのですがあっさり断られましてね、「でしたら火曜の12時か5時なら」って言われたんですよ。で、何を考えてるんだか俺様ってば「ふぁっばばばそっそしたらじゅっ12時でっ」って言っちゃいましてね。ほんと何に対して動揺してるんだ俺は。相手の歯科衛生士のマスクの下が口裂け女だった件に関してか。んなものが見えるくらいなら俺の行くべくは歯医者ではなく精神科だ。


んで今日、仕方ないからただでさえ厳選してる授業をおサボりあそばして、一旦帰宅してから行きましたよ歯医者。
12時ちょっと前にその歯医者に着きましてスリッパに履き替えるんですけど、その時に気付きましたよ。俺なぜか今日5本指ソックス履いてる。
あのー、最近ちょっと健康にいいみたいなことは言われてますが、それでもまだ5本指ソックスってやっぱりウォーターインセクトさんのイメージが強いじゃないですか。だからあんまり人前では履かないと思うんですよ。ああそれがこんなオサレ歯医者さんで。『アルネ』の下にはスリッパから5本指がチラリズム


そんな羞恥プレイが待合室でなんだか30分以上も続きましてね。昼休み前で時間の押しが詰まってたのか、あるいはボクの性癖を慮って勝手にプレイの延長をしてくれたのかですよね。恐らく俺のiPod伊藤静御前のネットラジオが入ってるのから俺の性癖を見抜いたんだろうなあ。その30分以上を電磁気学のノートを読みながら過ごしですよ。インテリぶって四字熟語を使って表現するならば晴耕ドM。


んで診察室に入って色々あり麻酔を打たれたんですが、感覚がいつもの麻酔となんだか違う。なんつうのかな、唇ばっかり痺れるんですよ。
んでその後歯を削るって言われまして。んなこと言われてもこちとら麻酔を打たれて如月最早まな板の鯉ですよ。動けない。でも足の指だけは自在に動く何故なら5本指ソックスだから。
でごりごり削られてったんですけどね、生憎ここの先生は右腕も改造人間じゃなかった事に関しては構わないんですけど、今度は診療終了後にトラップカード大発動なのですよ。終わって普通にうがいした俺、気付いたら診療室の白い壁に誤爆してました。どどーん。じっとり濡れる壁。まあ、麻酔で口が上手く塞がらなかったんですけど。
でも今日これまで散々ここ着てから凹んでるじゃないですかこの五本指さんは。このオサレ空間に於ける一滴のアクセント、というにはいささかブサイク非コミュに過ぎる存在としてことあるごとに認識されてますから。必死で言い訳して逃げるように出てきました。
なんだかもうボクの精神はもう永逝し(衛生士)そうです!←ああ多分お昼休みにあの衛生士さんたちは俺のことをゲラゲラ話題にしているに違いないこうなったらボクも衛生士をネタにゲラゲラで小粋な冗句をかますしかない!という末のお言葉