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  • D論、1週間なにもしてない。正確に言うと、D論の発表論文にこれまで出した論文を使うのに、共著者に承諾書をもらうためのメールを下書きして、先延ばしをするために「うーん……要るか微妙だったけど、この部分の説明を足そう! メールを出すのはそれからだ!」ってなってから、その部分の勉強をしたりしなかったりのまま数日経っている。
  • そのメール出さなきゃいけない相手の1人がアメリカにいるんだけど、最近あんまり音沙汰がなくて、元気なのかしらんとちょっと思っていたところ、後輩の1人が同じ州にちょっと長めに出張してたらしいので、ちょっと様子見に行ってくんねえかな、と思ってgoogle mapでそのお互いの滞在先を調べたら、電車で8時間かかるらしくて笑った。しかもこないだ帰ってきたその後輩に聞いたところ、電車じゃなくて汽車らしい。

 土曜日かな、DDTっていう団体のプロレス興行を観に行きました。エンタメ色が強くて「文化系プロレス」なんて呼ばれてて、有名になった煽りパワポをやるレスラーとか、ダッチワイフのレスラーとかがいたりするとこ。プロレスって聞くところによると因縁とかが大事で、それを知らないとあんまり観に行っても面白くないらしいけど、ここは試合前にムービーとか流してわりと丁寧に説明してくれるので、なんも知らないで行ってもそこそこ分かったりする。前半部分はそのバラエティー色の強い試合で、まあやってる笑い自体はナイーブなんだけど、体を張るって言った体を張る技術がやっぱすげえ。ダッチワイフとプロレスやってるように見せる技術もそうなんだけど、なんかね、数メートルある脚立に登ってそっからダイブアタックしたりすんの。マットの上に、普通の更衣室にあるようなロッカーを持ち込んできて、で相手を殴ってそこに押し込める、しかもその押し込められる相手の押し込められ方とかは明らかに自分から入りに行ってるっていうコミカルさがあるんだけど、その直後にそのロッカー倒して、ロープからそこにダイブしてロッカーがべっこり凹んでたりすんの。なんか、見てるときの「なんじゃこりゃ……」って感じは、シルクドソレイユのサーカスを観に行ったときの感情に近い。後半は雰囲気が一転して、マジな格闘に近いものになっていく。チョップを応酬してビチバチいってたり、体格のめっちゃいいレスラー同士がお互いを投げ合ったりすんの。プロレスってどの辺まで決まってるものなのか分かんないけど、当たり前だけどそんな素人が心配するまでもなく、そういうエンターテインメントを魅せるためのテクニックみたいのはかなり整備されてて、どっちかが押してカウント2まで行くけどギリギリで体を返して難を逃れる、っていうパターンの繰り返しも、綺麗な技の掛け合いを見ながら飽きの来ないうちにちゃんと勝負がつく。これに付随して、ハイコンテクストなストーリーをプロのエンターテイナーが考えてるんだから、どっぷり浸かればハマる人はハマるだろうなっていうのがなんとなく分かる程度には面白かった。