ぱれっと 『恋がさくころ桜どき』

なんか兄妹であるとか男性恐怖症であるとか死神であるとか、それを解決することが即ちセックスである的に、シナリオの要をその体質的な問題に押しつけている、つまりヒロインたちはセックス体質なのである。違う。なんか、どうしてもそういう分かりやすい話に頼りすぎている感がある。なんか告白までの一盛り上がりと、そっから付き合い始めてからのエピローグまでの一盛り上がりで、シナリオの核が二つ必要なのに、そういう分かりやすい1つの要素に求めてしまうと後半が弱くなるんだよな。その辺、告白後の描写が素晴らしかった『ましろ色〜』に比べてしまうと。メメントモリ的な雰囲気があるにしても「どうせ最近の萌えエロゲじゃ立ち絵キャラなど殺せまい」という感はある。『もしらば』とはなんだったのか。まあ、和泉つばすの絵は文句なしに可愛くて、夕莉のバイト制服とか私服の赤眼鏡とか素晴らしいんだけど。夕莉は声もちょう良かったし。

恋がさくころ桜どき

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