100117-20

  • 実験
    • 月曜。熱電子をぶつけて加熱するわけで、その電子を電流として定量的に見れるようになったので、理論的に必要な値にどのくらい足りないのよなどの確認。えっと、実験の班を2つに割って、片方は実験器具の買い物に行き片方は残って作業をやるっていう場面があって。俺は残ってたんだけど。で、
    • やるべき作業の半分くらいやったところで次の作業工程の存在を忘れきって完全に満足、買い物班が帰ってくるまで俵万智の著書を読んで氏の短歌を口ずさみ『ほう……ここはハ行の音を重ねて柔らかさを……』などと嘯いてる
    • →帰ってきた買い物班「cmizunaくんここにいて何やってたの?」俺「んー……セラミックに芯巻き付けてハイボル通して……、今はフィラメント待ちかな?」「は?」「うおわ! 俺フィラメント半田付けしてねえ!」って気付いて、急いで半田ごての1つを占有するもその後2秒で、もうストックのないラス1の100Wフィラメントをぶっ千切る
    • →「ああ……じゃあ、これやって」と渡された配線の半田付けが何度やってもゴミほどにも進捗しない。自分でも「何遍連続でSANチェック失敗すんの」ってくらい失敗して、最終的には呆れかえった他の班員に仕事を渡すなど。以後俺様のことを半田大明神と呼べ。更に最悪なことにそこでcmizunaさん、自分の不器用さに完全ぶんぶくれですよね。そういうの人前でやらずに家で勝手にやれ。具体的には勝手に死ね。
    • 水曜。発注してたNEWフィラメントを試すも、電源の方との兼ね合いで使い物にならなさそう。その後は理論との突き合わせで打開策の模索。みんなが一生懸命ホワイトボードに計算してる中、俺様は後ろから無責任に思いつきの言葉をかける人になってましたな。へらへら笑いながら「そこのexp20っての怪しいかもですな」とか言って、そんなのその言葉が正しいかどうかよりも、とりあえず手前で計算して怪しいのかどうかの判定を自分で出してから間違ってた時だけみんなに告知すればいいのに人に計算させて、とか、本来ならば皆様がお手空きの折に「皆様が電球のフィラメントを用いることを前提とした数値を用いて計算していることは理解しております。しかし、私は新たにワイヤを購入してフィラメントを自作する線(ワイヤだけに)も捨てておりません。その際、フィラメントの巻口径を増やすことで表面積を稼ぐことができるはずです。例えば此処に既にあるフィラメントですが、これなど直径が1cmほどあるため全体の長さが20cmほどになり、この数値を用いるとホワイトボードの計算もいくらか良くなる見込みがなくはないのではないでしょうか」と提案させて頂かなければならないところを、定規とフィラメントを持ってへらへら笑いながら「フィラメントの長さってどう測んのー?」と一言口に出すだけで上提案を提案したつもりになる自分は大概だと思ったし、実際ほとんどそれだけで俺の言いたいことが通じてホワイトボードに試算を始める同じ実験の班の人達はすげえ頭がいいなと思いました。というか俺はその他人の頭の良さに甘えすぎ。同じ班の人達へ。俺にイラついたら殴っても良いのですよ? 熱した半田ごてで眼球を突いても片目までは無罪でしょうし。まあブログではそんなことを言いながら、来週実験に行ったらまた俺はへらへら笑いながら思いつきで「水素が無理ならもっと電離しやすいガスに今から変えればいーんですよー。へりうむへりうむおならぷー」とか適当なことを抜かしてるんだと思いますよ。あらかじめすいません。
  • Zwiebachゼミ
    • 水曜。前半は共形場のイントロとか。勉強したい分野が増えますな。後半もちょっと共形群の話など。Φ^4の計量と符号のconventionはお好きになさったらよろしくて、その場合は速い時よりも止まってる時、重い時より軽い時の方が得になるように書きましょう、とかですかね。この本も終わりが見えて参りました。

 去年の5月にストレスが由来で耳の病気を発症して2週間ほど入院したという話は何度もしてますな。えっと、その発症した日ってのは横になってる時以外は常に吐き気が襲ってきてて寝床からトイレまで嘔吐を我慢できないという状態で、しょうがないから救急車で搬送されたのですよ。でその救急車の中で隊員の人に「京大の子? だったら京大病院がええな!」って言われて、で京大病院の耳鼻科で入院してたんです。実際救急車の中でそう言われたその時は、胃の中のアクエリアスを吐きながら「ウゲロゲロゲロゲロ(別にうちの大学病院じゃなくてもいいけど……)」と答えたものですが、まあ結果的には京大病院で色々と助かることが多うございましたね。もちろん医療設備が優れてることもありますが、放射線の授業で1回来たことあるから担架に乗せられて天井しか見えないまま運ばれててもちょっとは現在地がわかって安心とか、あとはまあなんだかんだで自分の大学ですからアウェイよりはホームに近いですし、あと暇な時に同級生を呪う時も理学部近いからよう効くし。
 で、まあその入院が終わってからも京大病院に何度か通院しましてね。基本的に原因がストレスですから、運ばれてきた「殺される殺される殺される同級生の才覚に殺される殺されるPeskinに殺される院試に院試に殺殺殺されるるぴかるー」とか言ってる馬鹿なエロゲオタに「自意識過剰だ」って言ってやるだけで根本的に治療完了ですよね。だからその後にできる治療ってのも別にないわけで、とりあえず一応後遺症が無いではないのでその予後観察だけ、何ヶ月かに1回か大学病院に行くわけですな。その何ヶ月かに1回ってのも大概で、今日も予約が入ってたので行ってきたのですが、元々この予約ってのは前回に行った7月に「じゃあ次の11月に病後半年ってことで来てもらって、それで最後にしましょう」って言われて入れた予約が、10月頃に病院から葉書で「やっぱその日担当医が無理だから予約延期してちょ」って言われて、改めて病院に連絡したら「ははは次に担当医が空いてるのは1月のこの日のこの時間ですな。お取りしますか?」「はあ、一応」っつって入れた予約なのね。そんなエロゲもびっくりのロング延期劇を繰り広げた予約なんかうろ覚えもいいところ、昨日携帯のスケジュール帳見て思い出したくらいのものですわな。それで徹夜明けに自転車漕いで行って、その数ヶ月先までスケジュールが埋まっている担当医とちょっと喋って一応の治療終了を告げられ、アフターサポートサービス料600円也を納めて参りました。後遺症はこれで固定みたいですね。良くも悪くもならないとか。三半規管のアレなので暗いところで良く転ぶとかありますけど、これって後遺症って呼ぶとアレですが、どっちかっていうと属性ですからねー。ほんと、学校で実験が終わって真っ暗な廊下に出た時とか絶望的な顔で立ちすくんでるので、皆様にあらせられましては、そんなcmizunaさんに萌え萌えしてればよろしいでしゅよ。