幸田文 『駅・栗いくつ』

 幸田文のエッセイ集と短編小説。書いてあることはそこら辺のオバサンの、ある意味では個人的で頑固な思い込みであったりするんだけど、ちゃんと経験に基づいてることと、それをぴったりの言葉を選んできて、経験の確かさのままに文章化されてるところが、やっぱりこの著者の一番のいいところだったりして。

駅・栗いくつ (講談社文芸文庫)

駅・栗いくつ (講談社文芸文庫)