石垣島4日目 棒を振って球を叩くスポーツについて

 朝、わりと10時過ぎまで宿でぼんやりしてから、なんとなくで球場に向かいます。というか、球場を通り越して八重山そばの店に行きます。お昼しかやってないはずの店にいきなり行って間に合うという。角煮旨かったけど、やっぱりそばはあんまりぴんときません。ちょうど野球の練習の方もランチタイムになってるんだけど、あの、俺の好きな福浦と、あとサブローのベテラン2人は2軍の別メニュー調整で、毎日みんなのランチタイムに出てきてバッティング練習するのね。それにちょうどいい時間なので2軍の方の球場に行きます。福浦いますねえ。サブローもいる。福浦のバッティング練習の力感というか、体全体を伸ばしてフォームを確認しながら打つ感じ、ちょう好きなんだよね。右打席でバランスを見る練習とかしてて、なんかもうこれで、実際に試合で見る福浦のスイング数よりよっぽど見てる感じしてとても楽しい。荻野貴やら大松やらのスイングを見てから1軍の方へ。ここで一回、寒くなってきたからホテルにジャケットを取りに行ったはず。なんかねえ、初日の27度のせいで感覚がおかしくなってるけど、2日目の雨以降は普通にジャケットがあった方がちょうどいい程度には寒いはずなのに、俺はずっと普通にパーカーだけ着てあちこち行ってるんだよね。民宿から球場まで歩いて大体30分、それを歩いた直後とか飯食った直後とかは体が温まって全然パーカーでいいんだけど、ちょっと腰を下ろして野球を見始めるとけっこう寒いね。ジャケットとって戻ってまた野球を見始めます。加藤翔平がけっこうスタンドに放り込んでて、今年いいのでは? とちょっと思っています。ライバルは岡田とか伊志嶺とかじゃなくて清田角中方向なんだろうか。今年楽しみだな、と思っている(数日後に始まるオープン戦ではあんまりいいとこはない)。伊志嶺が目の前で守備練習をしている。ゴロをグラブのどこに収めるかという練習をずっとしてて、そういう細かいとこをプロが気にしてるのを見れるのは楽しい。気がついたら17時前に練習が終わっている。なんか正しくは、ホテルまでタクシーで戻る選手たちを見送りながらサインを貰うのが良さそうなんだけど、あんまりぴんと来ないので、歩いて民宿まで戻ります。
 前の日だっけ、西表島から帰るときに確認した不在着信の中に、例の星空観察ツアーのがあって、まあその日の中止をお知らせするやつだったんだけど、そのときに今日の予定も訊かれて、「じゃあ晴れてたら行きます」「予約入れときますね」なんつってたのね。それの集合が20:30かな。取り敢えずその辺のコンビニとかでイカフライとかタコライスとかのお総菜やらカップ泡盛を買って、でおつまみ分だけ残して20時くらいになった時点でガラケー見たら、また不在着信が入ってるのね。というか、この島に来てからすごい着信を無視し続けてる気がする。かけ直して訊くと今日も雲が出てきて中止らしい。結局、初日以外は全部中止だったな。「cmizunaさまは今夜が最終日でしたのに、天気の都合とは言え申し訳ございません」とか言われてるんだけど、俺はそれはそれで出かけなくて済むし手元にある泡盛をすぐ飲めると言うことで、変に声が弾んでしまって不審がられている。結局泡盛を飲んで塩せんべいを食って寝たら朝4時くらいに起きた。喉が渇いている。星空観察の帰りになんか飲み物買ってくるかーと思って、泡盛以外の飲み物を買ってこなかったのだ。民宿には門限的なものはあるし水道水は飲用禁止である。飴を舐めて喉が渇くのを抑えながら夜明けまでの時間を潰すのである。