岡本浩一 『上達の法則』
数年ぶりに再読。練習して上手くなるような技能をどう効率よく上手くなるかということを、"感覚の言語化"みたいなことを中心にきちんと整理したような本。まあ一応物理の研究を数年修めて挫折した今となって思う(そこまで"感覚"に頼る分野ではないけど)のは、まあ例えば上級者は色々知識があるぶん色んな他の人の話を聞いても楽しめるとか、そういう上級者に実際必要な何かってのも、ある程度ちゃんとやってからじゃないと実際には分からないから辛いねっていうことと、あとこうやって"感覚の言語化"とかいって、例えばこの本だと将棋の思考法とか楽器の練習法とか名言のいかにも生まれそうな分野だったりするから特にだけど、SNS世代特有のなんか上手いこと言ったれ感で、中途半端な知識とたいしてありもしない経験を基にそれっぽいこと言ってくる人が沢山いるけど、大概は言語感覚のないやつのゴミ妄言だったりするから無視しよう、ということかな。
- 作者: 岡本浩一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 新書
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